LPとは
LP(ランディングページ)とは主に広告を通して、ユーザーが最初にたどり着く縦長のページを意味します。
ホームページは、店舗情報・アクセス・商品など名刺のように会社の情報を掲載するのに対して、LPは購買や採用募集など、ある一定のアクションをサイト訪問者に起こさせることを目的としたページです。
LPではゴールを明確にしてアクションまでの導線をシンプルにすることが大切になります。 今回はLPにおいて、売り上げを伸ばすのに重要な施策を5つご紹介します。
施策は5つ
まず始めに取り組んでおきたい、売れるLPを作るための施策は以下5つがポイントです。
- 導線をシンプルにする
- コピーにこだわる
- オプトインを簡潔にする
- リードマグネットを用意する
- 締め切りを設ける
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
導線をシンプルにする
まず一つ目の施策ですが、ゴールを明確にして導線をシンプルにすることが大切です。 LPの目的はCTA、サイト訪問者に何かしらのアクションを促すことです。
つまり、サイトに来た訪問者にある一定の行動をとってもらうことが大切です。
例えばWEBサービスの場合、サイト訪問者にまずとって欲しい場合はメールアドレスなどの顧客情報を入力してもらうことです。
ですが、1つのページにリンクの選択肢が多すぎると、制作者サイドが期待する行動をサイト訪問者がとる可能性が低くなってしまいます。 そのため、ランディングページではナビゲーションメニューが設置されず、リンクは必要最低限にします。 LPにおいて、何をゴールにしているのか、それまでの導線はシンプルなものになっているのかを確認しましょう。
コピーを強化する
二つ目のポイントは、コピーの強化です。
LPにボタンを設置する場合、例えば「開設」よりも「開設する」といった動詞の能動態を使う方が行動を促すことに期待ができます。
SpotifyのLPの場合は「無料体験」ではなく、「無料体験を始める」となっており、同様にホームページの場合も「開設」ではなく「ショップを開設する」となっています。 ネットフリックスの場合も、「登録」ではなく「今すぐ始める」などとなっており、単語単体ベースではなく、動詞や「無料体験」「今すぐ」などのコピーが使われています。
このような能動態の方が、文章の説得力が増し、誰が何をするのかが明確になります。
オプトインを簡潔にする
3つ目のポイントは、オプトインを簡潔にすることです。
一般的にLPにおいて顧客に求めるメールアドレスや電話番号などの情報が少なければ少ないほど、コンバージョンがしやすい傾向があります。
ユーザーからすると、入力しなければいけない情報が多いと、めんどくさく感じて離脱が起きます。 先ほど紹介したネットフリックスやSpotifyでは、どれもメールアドレスだけのシンプルな構造にすることで、まずは顧客との接点を図っていることがわかります。
一方で、オプトインの内容を長くすれば顧客の質(リードの質)が高まるというメリットもあるため、どのような顧客の質を求めるのかを考慮する必要があります。
例えば、より質の高いリードを求める新卒採用でLPを使う場合は、入力フォームを多くすることで、質の高い顧客が集まりやすくなります。
LPを作る際は、まずは企業にとってどんな顧客を求めるのかを考慮する必要はあるものの、できるだけユーザーに寄り添ったシンプルな作りにしてあげることが重要です。
リードマグネット
4つ目のポイントは、最適なリードマグネットを用意することです。 リード(見込み客)マグネット(磁石)を意味し、私たちのもとに呼び寄せてくれるものを用意しましょうということです。
<リードマグネットとは>
リード(見込み客)マグネット(磁石)と分解するとわかりやすいでしょう。ここでは見込み顧客がメールに思わず登録したくなるような特典のことを意味します。
これを機に、顧客は住所や電話番号などの情報を提供してくれます。
ビジネスにおいて分かりやすい例としては、武田塾の無料受験相談会です。
その他にも、マーケティング企業でよくあるのはE-book、〇〇講座です。また、ライザップなどもZOOM面談や無料特典を提供する代わりに、顧客情報を獲得していたりします。
顧客を最も惹きつけられるリードマグネットは何かということを考えたうえで、最適なものを用意しましょう。 そして、リードマグネットに通常なら〇〇円のところ、今回は「無料で提供します」などの、リードマグネットの価値を分かりやすく数字に置き換えてユーザーに示してあげることで、さらにリードマグネットが魅力的なものになります。
締め切りを設ける
5つ目のポイントは、締め切りを設けることで緊急性や限定性を作ることです。
例えば、あまり興味がない靴があるとして、その靴が世界に1足しかないと聞いたらあなたはどう思いますか? 欲しくはならないまでも、どんなものか見てみたいと思いますよね。
希少性を出すことによって、ユーザーの購買意欲を高めることができます。 Deadline Funnelというツールでは、「商品やサービスを購入できるのは残り〇〇日〇〇時間〇〇分〇〇秒です。」といった形で締め切りをサイトに表示させることができます。
実際に「ちょっと気になっているけど、後で買おうかな!」という経験をしたことがある人も多いでしょう。 このようなことを防ぐために、しっかりと締め切りを設けてあげて、サイト訪問者のアクションを促すことが重要です。
まとめ
今回はLPの基本的な情報や、5つの施策について紹介していきましたが、自社のLPでは、実際に紹介した施策が取り入れられていましたでしょうか。 最後に、紹介した内容を簡単にまとめます。